スマートビル(建物IoT化)とは?
建物にIoTインフラ「EXBeaconプラットフォーム」を導入することで、建物の「デジタルツイン」が実現します。
デジタルツインによって、これまで難しかった建物空間の詳細情報や人やモノの測位情報を常時取得することが可能になり、取得情報をもとに、新しいビルサービスを生み出します。
新築時や、リノベーションを契機に、建物IoT化を進めることで生み出される新たなサービス群が、ビル管理・運営面や、ビルセキュリティ面、既存設備機能の高度化、働き方を支援するオフィスサービスの提供などを進め、建物性能を大きく向上させるとともに、建物自体の資産価値を高めます。
1.オーナ様向け/テナント様向けサービス
建物のIoT化によって、新たに3種類のビルサービスの提供が可能になります。ビル管理運営の効率化に加えて、ビルオーナー様からテナント様向けの無償、有償のサービスが充実し、新たな収益が期待できます。
2.ビルサービスの内容
ビルサービス一覧
主なスマートビルサービスは、以下の通りです。
従業員が保持するBLEタグやスマートフォンが発信する電波の検知状況を判断し、すべての従業員が退室したことを把握し、最終退出から一定時間後に自動的に機械警備を開始します。
警備員や清掃員など従業員の所在を、インドアマップ上にリアルタイム表示します。名前で検索をかけたり、任意に設定したグループごとまとめて所在を表示することもできます。
ビル各所に設置した温湿度センサーや、CO2センサーなどのセンサー環境情報を、EXBeaconプラットフォームが数分おきに収集し、ダッシュボード上で一覧やグラフで表示します。
EXBeaconで取得した測位データや環境情報を整序してAPIで提供します。測位位置と合わせて、各個人の属性情報も連携できるため、好みに応じた空調/照明制御が可能となります。
BLEタグやスマートフォンを利用者が保持するだけで、タッチレスの入退室管理を実現します。ドアに近づくと入退室管理ができます。顔認証・表体温計測カメラと連携もできます。
来訪者へ入管に必要なQRコードをメールにて通知し、受付業務の省人化を図ることができます。EXBeaconプラットフォームと連携し、応接室にLED点灯させ、無人案内も可能です。
マグネットセンサをトイレブースの開閉部に装着し、センサー情報を集約することでトイレの利用状況(満空)をブース毎に計測し、空き数/トイレ部屋数をフロア毎に表示します。
ロビーやEVホールの共用空間や共用施設、テナント店舗内に人感センサーを配置し、EXBeaconプラットフォームで人感センサーが取得する混雑情報や利用状況を収集します。
駐車場に設置した車両検知センサーの情報を集約し、駐車場利用状況をマップ上に表示します。社用車などの登録車両(BLEタグ搭載車両)は、駐車場予約機能と連携可能です。
EXOfficeは、大きく様変りするオフィスと働き方を支援するアプリ。ホテリングやリモートワーク支援など15のサービスをサブスク方式(定期定額サービス利用)で提供します。
3.入退セキュリティ管理システム EXGatekeeper
EXGatekeeperとは?
入退セキュリティ管理システム『 EXGatekeeper(エックスゲートキーパ)』は、顔認証、QRコード、ビーコン方式、体表面温度測定をはじめとした様々な認証方式を組み合わせて、ビル全体の総合的なセキュリティ管理を行う仕組みです。
対象範囲やセキュリティレベルに応じたきめ細かい管理が可能です。
導入の手順
対象とセキュリティレベルを定める
まず、対象となる利用者と、対象となるエリアを設定します。その上で、それぞれの対象についてセキュリティレベルを決めていきます。
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認証方式を決める
次に、対象とセキュリティレベルに応じて、認証方式を選定します。「3ファクター認証」などといわれるように、一般的に複数の認証方式を組み合わせることで、セキュリティレベルは上がります。
EXGatekeeperは、多様な認証方式を一つのシステムで扱うことができるので、様々なセキュリティレベルに対応できるだけでなく、エリア毎、対象者毎のレベル変更などにも対応できます。
フラッパーゲートを選ぶ
そして、フラッパーゲートを選定します。エントランス付近に設置されるフラッパーゲートは意匠的にも重要なアイテムです。フラッパーゲートと、各フロアのドアを連結し、認証結果に基づいてドアの開閉を自動制御します。
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オプションを追加する
最後に、オプションを選びます。 EXGatekeeperは、ビルセキュリティに関するオプションが用意されており、選定した認証方式の仕組みを活用し、「来訪者予約・無人受付」や「自動機械警備」をはじめとして、優れたセキュリティシステムを廉価に提供します。